ストレスチェック/自分の回答について
自分の回答の画面の見方をまとめた記事です。
目次
・高ストレス者の選定方法
・ストレススコア
・尺度
高ストレス者の選定方法
高ストレス者を選定する方法は2通りあります。(「ストレスチェック制度実施マニュアル」にも記載がございますので、ご興味ある方はご確認ください)
- 合計点数
- 素点換算表
HRBrainのストレスチェックでは、後者の素点換算表を用いて高ストレス者を選定しております。
個人の回答結果を素点換算表に当てはめて置き換えられた点数が以下のいずれかに該当した場合は高ストレス者として選定されます。
㋐「心身のストレス反応」(29 項目)の6尺度(活気、イライラ感、不安感、抑うつ感、疲労感、身体愁訴)について、素点換算表(P37)により 5 段階評価(ストレスの高い方が 1 点、低い方が5点)に換算し、6尺度の合計点が 12 点以下(平均点が 2.00 点以下)である者を高ストレスとする。
㋑「仕事のストレス要因」(17 項目)の9尺度(仕事の量、仕事の質、身体的負担度等)及び「周囲のサポート」(9 項目)の3尺度(上司からのサポート、同僚からのサポート等)の計 12 尺度について、素点換算表(P37)により5段階評価(ストレスの高い方が 1 点、低い方が5点)に換算し、12 尺度の合計点が 26 点以下(平均点が 2.17 点以下)であって、かつ、「心身のストレス反応」の 6 尺度の合計点が 17 点以下(平均点が 2.83 点以下)である者を高ストレスとする。
(労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル 44ページ目から引用)
ストレススコア
ストレススコアとは、回答した57問を素点換算表を用いて1〜5で評価される数値です。
1〜5の評価方法は尺度によって異なります。
全国平均が3となりますので、3未満の数値は高リスク状態であるということになります。
尺度
ストレスチェックの評価時に分けられるカテゴリを指します。
[自分の回答]の画面では[項目の名前]にあたる部分となります。
HRBrainで採用している職業性ストレス簡易調査票 57 項目においては、3つの領域と19の尺度が存在しています。
■領域
㋐ストレスの原因と考えられる因子
㋑ストレスによっておこる心身の反応
㋒ストレス反応に影響を与える他の因子
■尺度
ストレスの原因と考えられる因子
①心理的な仕事の負担(量):仕事の量的負担
②心理的な仕事の負担(質):仕事の質的負担
③自覚的な身体的負担度:身体の負担度
④職場の対人関係でのストレス:職場の対人関係
⑤職場環境によるストレス:職場環境
⑥仕事のコントロール度:仕事のコントロール
⑦技能の活用度:技能の活用
⑧仕事の適性度:仕事の適性
⑨働きがい:仕事の意義
ストレスによっておこる心身の反応
⑩活気
⑪イライラ感
⑫疲労感
⑬不安感
⑭抑うつ感
⑮身体愁訴
ストレス反応に影響を与える他の因子
⑯上司からのサポート
⑰同僚からのサポート
⑱家族・友人からのサポート
⑲仕事や生活の満足度
※素点換算表には「仕事や生活の満足度」の項目がありますが、高ストレス者の選定に当たっては使用しません。