STEP2 【Web給与明細】社員名簿に明細項目を作成する
2026-03-03 12:00:49 UTC
この記事では、給与明細に表示させるための項目(基本給や残業代など)を社員名簿に作成する方法を説明します。
1. 概要
全体像
この記事の目的は、給与計算データを受け入れるための「器」となる項目を社員名簿に用意することです。
完了後は、これらの項目にCSVで給与データを登録し、Web明細として表示させることが可能になります。
概念の定義
| 用語名 | 役割 | 判断基準 |
| 定期更新項目グループ | 毎月の給与額など、時期によって値が変わるデータを管理する器です。 | 明細に表示させる項目は、必ずこのグループで作成する必要があります。 |
| 数値項目 | 基本給や控除額など、金額データを扱う項目です。 | 単位(円)の設定は不要ですが、小数点の設定は必須となります。 |
| 日付項目 | 支給対象期間の「開始日」や「終了日」を扱う項目です。 | 明細の対象期間を表示するために必ず作成します。 |
メリットとリスク
• メリット: 一度項目を作成すれば、次月以降はCSVをアップロードするだけで明細を自動生成できます。
• リスク: 必須の11項目が不足していると、明細テンプレートの保存や確定ができません。
また、数値項目の小数点を誤って設定すると、意図しない端数処理が発生する可能性があります。
2. 事前に準備するもの
• 権限: [社員名簿] > [権限設定] > [管理者権限設定] で [ロール/項目・レイアウト編集] にチェックが付いている必要があります。
• 作成する項目のリスト: 給与明細に表示させる可能性のあるすべての項目を洗い出しておいてください。
• 必須11項目の把握: 以下の項目はシステム上作成が必須です。
1.開始日 → 日付項目
2.終了日 → 日付項目
3.支給合計 → 数値項目
4.控除合計 → 数値項目
5.差引支給額 → 数値項目
6.現金支給額 → 数値項目
7.振込支給額1 → 数値項目
8.振込支給額2 → 数値項目
9.振込支給額3 → 数値項目
10.振込合計 → 数値項目
11.備考 → 単文(100文字)or文章(4,000文字)3. 手順【所要時間:約15分】
前半:社員名簿に給与項目を作成する
①[社員名簿] > [運用管理] > [項目・レイアウト編集]をクリックします
②画面右から[定期更新項目グループ]をドラッグ&ドロップし、画面中央任意の場所に配置します
③項目グループ名を設定し、[適用]をクリックします
④定期更新項目グループ内に前述の必須11項目とその他明細に載せたい項目をすべて追加します。
項目作成では給与明細を作成する際に表示する可能性があるすべての項目を作成してください。
参考例)
・数値項目は単位設定は不要、小数点設定は必須となります。
例)日にちの場合は小数点第一位まで、時間数の場合は第二位まで等
後半:ロール設定で項目の編集権限を付与する
① [社員名簿] > [運用管理] > [ロール設定] をクリックします
② 操作者が付与されている [ロール名] (管理者ロールなど)をクリックし [項目設定] を選択します
③ 先ほど作成した項目を探し、一括設定で [編集] に変更します
④ 画面下部の [保存] をクリックします
👉 注意点
この設定を行わないと、後のステップで明細テンプレートに項目を紐付けることができません
4. 成功したか確認する
確認方法
① [労務管理] > [給与明細] > [明細テンプレート] > [新規作成] を開きます
② [対象の定期更新項目] のプルダウンに、先ほど作成したグループ名が表示されているか確認します
判定基準
• 作成したグループ名が選択肢に存在すること
• 必須11項目がすべて社員名簿の「定期更新項目」として登録されていること
5. うまくいかないとき
| 症状 | 原因 | 対処方法 |
| 明細テンプレート作成時に項目が出てこない | ロール設定で項目の権限が [なし] または [閲覧] になっています | 社員名簿のロール設定にて、該当項目の権限を [編集] に変更してください |
| [保存] ボタンをクリックできない | 数値項目の [小数点設定] が未入力です | 数値項目には必ず小数点の設定が必要です。金額であれば「0」を入力してください |
| 間違ったグループで作成してしまった | [一般項目] や [個別追加項目] で作成されています | 明細項目は必ず [定期更新項目グループ] で作成し直す必要があります |
6. よくある質問
Q: 数値項目の単位に「円」と入れたいのですが。
A: 単位設定は不要です。 金額データとして扱うため、数値のみを入力・管理する設定にしてください。
Q: 小数点設定は何のために必要ですか?
A: 勤怠時間(1.5時間など)や、端数が発生する計算を正しく表示するために必須となります。 日数の場合は小数点第一位、時間数の場合は第二位など、管理したい精度に合わせて設定してください。
Q: 必須11項目の中に自社で使わないもの(振込支給額3など)がありますが、作成が必要ですか?
A: はい、運用で使わない場合でもシステム上の必須項目のため必ず作成してください。 明細に表示させたくない場合は、後のテンプレート設定で非表示にできます。
7. 次にやること
作成した社員名簿の項目を、実際の明細の見た目に配置する設定に進んでください。
[STEP3 【Web給与明細】明細のテンプレート作成する]