STEP6 閲覧範囲を整理する
2026-03-26 03:47:19 UTC
STEP7 閲覧範囲を設定する1. 概要
この記事では、登録した従業員データを「誰に」「どこまで」見せるかを制御するための「ロール(権限)」を作成し、閲覧できるメンバーの範囲(スコープ)を設定する方法を説明します。 HRBrainでは、役職や役割ごとに「ロール」というルールブックを作成し、それを従業員に割り当てることでセキュリティを担保します。
概念の定義
設定を行う前に、HRBrain特有の権限管理の仕組みを理解してください。
| 用語名 | 役割の定義 |
| ロール設定 | 「誰のデータを見られるか(範囲)」と「どの項目を見られるか(項目)」を組み合わせたルールです。1人のメンバーに複数のロールを割り当てることも可能です。 |
| 範囲設定 | そのロールを持つ人が「自分だけ」見られるのか、「部署全体」を見られるのかといった対象メンバーの範囲を決めます。 |
| 除外設定 | 範囲設定の中で、特定の条件(例:退職者、同列の役職者など)に当てはまるメンバーを非表示にする機能です。 |
判断基準
100名未満の組織で推奨される標準的なロール構成と範囲設定は以下の通りです。
• 一般社員ロール: 範囲を「本人」のみにします(または「すべて」にして次ステップで項目を制限)。
• 管理職ロール: 範囲を「指定部署(自部署)」にし、部下の情報を閲覧できるようにします。
• 全権限ロール(人事): 範囲を「すべて」にし、全社員の全データを見られるようにします。
メリットとリスク
• メリット: 適切な範囲を設定することで、一般社員に他の社員の給与などの機密情報が見えてしまう事故を防げます。
• リスク: 設定を誤ると、上司が部下の情報を見られなかったり、逆に退職者の情報が全社員に公開されたりする恐れがあります。
2. 事前に準備するもの
• 管理者権限:
[ロール設定] の権限を持つアカウントが必要です([管理者権限設定] > [ロール設定])。
• ロール構成案: 「一般社員用」「管理職用」など、作成するロールの種類のメモ。
3. 手順【所要時間:約10分】
前半:ロールの新規作成
① ロール設定画面を開く
[社員名簿] > [運用管理] > [ロール設定] をクリックします。
② 新しいロールを作成する
画面左上の
[ロール新規作成] をクリックし、ロール名を入力して作成します(例:「一般社員」「マネージャー」など)。
※既存のロールをコピーする場合、該当ロール右側[⋯]>[ロールのコピー]をクリックしてください。
後半:範囲設定(誰を見せるか)の決定
① 範囲設定画面を開く 作成したロールを選択し、画面中央のタブから
[範囲設定] をクリックします。
② 閲覧範囲を選択する このロールを持つ人に「どの範囲のメンバー」を見せるかを選択します。
•
[全メンバー]:自分のデータのみ表示させたい場合。
•
[本人]:全社員を表示させたい場合。
•
[指定部署]:特定の部署のメンバーのみ表示させたい場合。
③ 除外設定を行う(重要) 必要に応じて、範囲内から特定のメンバーを隠す設定を行います。
• 退職者を隠す:
[在籍状況] にチェックを入れ、 [退職済み] を選択します。
• 同列以上の役職者を隠す:
[同列の役職・職位以上] を選択すると、部下が上司や同僚の機密情報を見られないように制御できます(例:課長同士で互いの情報を見せない設定など)。
• 兼務先の上長に見せない:
[副部署のメンバー] を除外することで、兼務(副部署)で所属しているメンバーを表示させないことも可能です。
④ 保存する 設定が完了したら、画面下の
[保存] をクリックします。
4. 成功したか確認する
• 作成したロール名が画面左側のロール一覧に表示されていること。
• そのロールをクリックし、
[範囲設定] タブを見たときに、意図した範囲(例:本人、すべて)および除外設定が保存されていること。
5. うまくいかないとき
• 症状:退職者が名簿に表示されてしまう
◦ 原因:
[範囲設定] の [除外設定] で [在籍状況] > [退職済み] が選択されていない可能性があります。
◦ 対処: 再度範囲設定を開き、除外設定で退職済みメンバーが含まれていないか(除外されているか)確認してください。
• 症状:兼務している部署の部下が見えない
◦ 原因: 範囲設定で
[指定部署] を選んだ際、主部署しか対象にしていない、または除外設定で [副部署のメンバー] が除外されている可能性があります。
◦ 対処: 範囲設定の詳細を確認してください。
6. よくある質問
Q. 「一般社員」にも他の社員の顔写真と名前だけは見せたいのですが?
A. その場合は範囲設定を
[すべて] に設定し、次のSTEP(項目設定)で、住所や給与などの機密項目を [なし(非表示)] に設定することで実現できます。
Q. 社長や役員の情報だけ一般社員から隠せますか?
A.
[除外設定] で [役職・職位] を選択し、特定の上位役職(社長、役員など)を除外設定することで可能です。
7. 次にやること
「誰を見せるか(範囲)」が決まりました。
次は「その人のどの情報を見せるか(項目)」を詳細に設定し、実際に従業員へ割り当てます。
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