STEP6 入力・閲覧設定
1.概要
全体像
本記事では、作成した評価シートにおいて「誰が」「いつ」「何を」入力・閲覧できるかを設定します。 この設定を行うことで、被評価者へのフィードバック公開の有無や、評価者間での情報共有範囲を適切に管理できる状態になります。
概念の定義
本設定は、利用するシートの種類(テンプレートシートかカスタマイズシートか)によって設定場所と柔軟性が異なります。
| 用語 | 解説 |
| テンプレートシート(MBO/OKRなど) | [シートの詳細設定] で設定します。シート全体に対して、「フィードバックを見せるか」「点数を見せるか」などを一括で切り替える方式です。設定が簡単で、一般的な評価運用に適しています。 |
| カスタマイズシート | [権限設定] で設定します。項目(セル)単位で細かく「このステータスの時は閲覧のみ」「入力必須」などを指定できる方式です。複雑な権限管理が必要な場合に利用します。 |
メリットとリスク
メリット: 評価制度の透明性を高めたり(本人に開示)、逆に機密性を保ったり(他の評価者に見せない)と、自社の方針に合わせた運用が可能になります。
リスク: 設定を誤ると、本来見せてはいけない評価コメントが本人に見えてしまったり、逆に入力すべき項目が入力できないといったトラブルが発生します。
2.事前に準備するもの
権限: 評価管理者権限、または設定管理者権限
グループリーダー権限でも、権限範囲内であれば設定可能です。
- シートの作成: STEP3(レイアウト作成)が完了していること。
3.手順【所要時間:約15分】
利用しているシートの種類によって手順が異なります。該当する方を確認してください。
A. テンプレートシートの場合(MBO・OKR・加点リストなど)
管理者があらかじめ用意された設定項目(スイッチ)を切り替えて設定します。
- [評価期管理] > 設定したいシートの [編集] をクリックします。
2. [シートの詳細設定] をクリックします。
以下の項目を運用に合わせて設定します。
・フィードバック表示: 被評価者に、評価者からのコメントを表示するか設定します。
推奨:本人へのフィードバックを行う場合は [表示する]
・評価スコアの表示: 被評価者に、評価者がつけた点数(S, A, 100点など)を表示するか設定します。
・自己スコア/コメントの非表示設定: 評価者に対して、本人の自己評価を見せるか設定します。
推奨:通常は [表示する](本人の言い分を確認するため)
360度評価などで先入観を排除したい場合は [表示しない]
・得点の表示: スコア編集でカスタマイズされる元の点数や、ブロックウェイトが計算される元の点数を、ブロックとシートの評価値の横に表示できます。
・評価者同士と管理者の評価内容の表示: 複数の評価者がいる場合、他の評価者の内容を見せるか設定します。
推奨:評価調整会議などで話し合う場合は [見せる]
・匿名設定: 360度評価などで名前を伏せたい場合に設定します。
4. 画面下部の [下書き保存] または [保存して公開待ち] をクリックします。
B. カスタマイズシートの場合
項目ごとに細かく権限を設定します。
- [評価期管理] > 設定したいシートの [編集] をクリックします。
2. 画面上部のタブから [権限設定] をクリックします。
3. 「だれの」 権限を設定するか選択します(例:被評価者、一次評価者)
4. 「何の」 権限を設定するか選択します。
- 非表示: 項目自体が見えなくなります。
- 閲覧: 内容を見ることはできますが、入力・編集はできません(グレーアウト)。
- 記入任意: 入力してもしなくても進めます。
- 記入必須: 入力しないと次のステータスに進めません(*マークがつきます)。
5. 「いつ」 適用するかを選択し、設定したい項目(セル)をクリックします。
例①: 被評価者の権限で「目標提出前」は [記入必須]
例②: 被評価者の権限で「評価中」は [閲覧]
6. 画面右上部の [下書き保存] または [保存して公開待ちにする] をクリックします。
👉注意点
カスタマイズシートの権限設定は非常に細かいため、必ず次のステップでプレビュー確認を行ってください。
4.成功したか確認する
設定した内容が意図通りか、プレビュー機能を使って確認します。
- シート編集画面の中央上にある [プレビュー] をクリックします。
- 画面上部のバーで、「表示する役割(被評価者・評価者など)」と「ステータス(提出前・評価中など)」を切り替えます。
判定基準:
- 見せたくない項目が非表示になっているか。
- 入力させたい項目が入力可能(白枠)になっているか。
- 必須にしたい項目に「*」がついているか(カスタマイズシートの場合)
5.うまくいかないとき
症状:被評価者から「評価結果が見えない」と言われた
- 原因: [シートの詳細設定] の [フィードバック表示] や [評価スコアの表示] が [表示しない] になっている可能性があります。(テンプレートシートの場合)
- 対処: [シートの詳細設定] を開き、該当する評価者(最終評価者など)にチェックが入っているか確認し、[表示する] に変更してください。
症状:カスタマイズシートで入力できない(グレーアウトしている)
- 原因: [権限設定] で、現在のステータスにおける権限が [閲覧] または [非表示] になっている可能性があります。
- 対処: [権限設定] タブを開き、該当する役割とステータスの権限を [記入任意] または [記入必須] に変更してください。
症状:評価者同士で相手のコメントが見えない
- 原因: [評価者同士と管理者の評価内容の表示] が [見せない] になっているか、カスタマイズシートの場合は [評価記入欄] 内の仕様制限の可能性があります。
- 対処: テンプレートシートの場合は詳細設定を確認してください。
- カスタマイズシートの場合、[評価記入欄] 内の項目は同列の評価者同士では閲覧できない仕様です。記入欄の外に項目を配置するなどの検討が必要です。
6.よくある質問
Q. シートを公開した後(運用開始後)でも設定を変更できますか?
A. はい、可能です。[シートの詳細設定] や [権限設定] は、運用途中でも変更し [保存して更新] することで即座に反映されます。例えば「期中は評価を見せないが、フィードバック面談後に見せるように変更する」といった運用が可能です。
Q. 特定の部署だけ設定を変えることはできますか?
A. いいえ、詳細設定や権限設定は「シート単位」で適用されます。部署ごとに設定を変えたい場合は、シート自体を分けて作成(コピー)する必要があります。
7.次にやること
入力・閲覧のルールが決まったら、次は具体的な運用の流れ(ワークフロー)を設定します。
STEP7 利用・運用方法の設定 に進む(承認フローの有無や、評価の順番設定などを行います)