社員名簿/計算式に使用できる演算子・関数一覧

2024-11-05 07:31:52 UTC

 

計算式の基本的に設定方法については下記ヘルプページをご参照ください。

社員名簿/プロフィール項目に計算式を設定する

目次

演算子
算術演算子
比較演算子
論理演算子
関数一覧

 

演算子

算術演算子

  • + (加算)
  • - (減算)
  • * (乗算)
  • / (除算)
  • % (剰余算)
  • ** (べき乗)

比較演算子

  •  == (equal)
  • != (not equal)
  • < (less than)
  • > (greater than)
  • <=(less than or equal to)
  • >= (greater than or equal to)

論理演算子

  • not (または !) :条件式ではない

  • and (または &&) :条件式1かつ条件式2である

  • or (または ||) :条件式1または条件式2である

     

演算子の注意事項

■スペースが必要な演算子
以下の演算子には前後にスペースが必要です
・in
・not in
・論理演算子(and, or, not)
◯使用例
・`'A' in {資格}`
・`'A' not in {資格}`
・`'A' in {資格} and 'B' not in {資格}`

 

演算子/関数一覧

演算子/関数名 説明 基本構文 使用例

三項演算子

(条件分岐)

条件式が正しいときはAを表示し、

正しくないときはBを表示する

<条件式> ? <A> : <B>

 

・小項目にAが登録されていれば正解を表示、それ以外は不正解を表示する
({大項目>小項目} == 'A' ) ? '正解' : '不正解'

 

・選択先がカスタムプルダウンの場合の書き方
({評価>上期評価} == ['A']) ? 100 : (({評価>上期評価} == ['B']) ? 50 : '')

※選択肢を['']で囲む必要があります。

in プルダウン項目で対象が選択されているかどうかを判断 'A' in {項目}

{項目}のAが選択されていれば true, なければ false

not in プルダウン項目で対象が選択されていないかどうかを判断 'A' not in {項目}

{項目}のAが選択されていなければ true, あれば false

len プルダウン項目で選択された数を返す len({項目})

選択された{項目}の数を返す

.. 1から10まで等の数値の範囲を扱いたいときに使用する {勤続年数} in 0..3

{勤続年数}が0年から3年の間ならtrue, 異なるならfalse

文字列同士を結合する  

'総務課' + ' ' + '経営戦略室'

matches 対象の文字列と一致するか判断する {項目A} matches 'B'

A match Bの並びで、AはBと一致するならtrue, 異なるならfalse

contains 対象の文字列に含まれているか判断する

{項目A} contains 'B'

A contains Bの並びで、AにBが含まれていたらtrue, 異なるならfalse

startsWith 対象の文字列が指定した文字列で始まっているか確認する

{項目A} startsWith 'B'

A startWith Bの並びで、AがBで始まっていたらtrue, 異なるならfalse

endsWith 対象の文字列が指定した文字列で終わっているか確認する {項目A} endsWith 'B'

A endsWith Bの並びで、AがBで終わっていたらtrue, 異なるならfalse

any 対象の中に指定した値が含まれているかどうか判断する

any({項目A}, 'B')

Aの中にBが含まれていたらtrue, 異なるならfalse

filter 対象から指定した値が含まれているもののみ取り出す

filter({項目A}, 'B')

Aの中でBが含まれているもののみ取り出す

NUMBERVALUE 文字列を数値に変換する NUMBERVALUE(文字列の数字)

数字である文字列の項目を数値として返す
NUMBERVALUE({文字列の項目})

NUMBERVALUE(’100’)
結果 : 100

TEXT 数値、日付を文字列に変換する

TEXT(変換したい値, 変換するフォーマット)
数値の場合
- 変換したい値 : 数値
- 変換するフォーマット : ‘’で括る
 

日付の場合
- 変換したい値:日付
- 変換するフォーマット : ‘’で括る
 YYYY年MM月DD日
 YYYY/MM/DD
 など

 

数値の使用例
TEXT(123.456, '') 123.456
日付の使用例
TEXT(NOW(), 'YYYY/MM/DD') 

MEMBER

メンバーIDを取得する

・メンバーIDとは
社員名簿に登録されている従業員には個別にメンバーIDが付与されており、各従業員のメンバー詳細(プロフィール)画面のURLの末尾に記載されている

MEMBERID() ・末尾にメンバーIDがあるURLを生成する
'https://example.jp/members/' + MEMBERID()
結果 : https://example.jp/members/0000000-0000-0000-0000-000000000000
SUM 一連の数値の合計値を求める SUM(値1, 値2, …)
- 値1 : 数値
- 値2 : 数値(任意)
- … : 複数指定可能(任意)

・項目A、項目B、項目C間での最大値を返す
SUM({項目A}, {項目B}, {項目C})

SUM(10, 20, 30)
結果 : 60

AVERAGE 一連の数値の平均を求める AVERAGE(値1, 値2, …)
- 値1 : 数値
- 値2 : 数値(任意)
- … : 複数指定可能(任意)

・項目A、項目B、項目C間での平均値を返す
AVERAGE({項目A}, {項目B}, {項目C})

AVERAGE(10, 20, 30)
結果 : 20

MIN 一連の数値、文字列、日付の最小値を求める

MIN(値1, 値2, …)
- 値1 : 数値, 文字列, 日付のいずれか
- 値2 : 数値, 文字列, 日付のいずれか(任意)
- … : 複数指定可能(任意)

値1が数値の場合は値2以降も数値である必要がある。文字列、日付の場合も同様。

・項目A、項目B、項目C間での最小値を返す
MIN({項目A}, {項目B}, {項目C})

MIN(10, 20, 30)
結果 : 10

MIN({4/1の日付}, {5/1の日付}, {6/1の日付})
結果 : {4/1の日付}

MAX 一連の数値、文字列、日付の最大値を求める

MAX(値1, 値2, …)
- 値1 : 数値, 文字列, 日付のいずれか
- 値2 : 数値, 文字列, 日付のいずれか(任意)
- … : 複数指定可能(任意)

値1が数値の場合は値2以降も数値である必要がある。文字列、日付の場合も同様。

・項目A、項目B、項目C間での最大値を返す
MAX({項目A}, {項目B}, {項目C})

MAX(10, 22, -3)
結果 : 22

MAX(-3, -0.9, -10)
結果 : -0.9

MAX({4/1の日付}, {5/1の日付}, {6/1の日付})
結果 : {6/1の日付}

ROUND 与えられた数値を指定した桁数で四捨五入する

ROUND(数値, 四捨五入する桁)

桁数の指定方法
- 四捨五入の位置が小数部の位 (0.1, 0.01, 0.001, etc) : 正の数(0, 1, 2, 3, etc)
- 四捨五入の位置が整数部の位 (1, 10, 100, 1000, etc) : 負の数(-1, -2, -3, etc)

・整数にする
ROUND(123.456, 0)
結果 : 123

・小数点第一位までにする
ROUND(123.456, 1)
結果 : 123.5

・10の位までにする
ROUND(123.456, -1)
結果 : 120

ROUNDDOWN 与えられた数値を指定した桁数で切り捨てる

ROUNDDOWN(数値, 切り捨てする桁)

・整数にする
ROUNDDOWN(123.456, 0)
結果 : 123

ROUNDUP 与えられた数値を指定した桁数で切り上げる

ROUNDUP(数値, 切り上げする桁)

・整数にする
ROUNDUP(123.456, 0)
結果 : 124

MOD 与えられた数値を除数で割った余りを求める MOD(数値, 除数)

・10.25を4で割った際の余りを求める
MOD(10.25, 4)
結果 : 2.25

DATEDIF 開始日から終了日までの日時の差分を求めて数値を返す DATEDIF(開始日, 終了日, 単位)
- 開始日 : 開始する日付(引く日付)
- 終了日 : 終了する日付(引かれる日付)
- 単位 : 日付の単位 (年=’Y’, 月=‘M’, 日=‘D’)

・年齢を求める
DATEDIF({プロフィール>生年月日}, NOW(), 'Y')

EDATE 開始日から起算して、指定された数(単位)だけ前または後の日付を返す EDATE(開始日, 数, 単位)
- 開始日 : 開始する日付
- 数 : 計算する数。正の数を指定すると開始日より後の日付を返し、負の数を指定すると開始日より前の日付を返す。
小数を指定すると切り捨てで整数に、文字列を指定すると整数であれば自動変換される。
- 単位 : 日付から計算する数の単位。(‘Y’=年, ‘M’=月, ‘D’=日)

・生年月日の1ヶ月後の日時
EDATE({プロフィール>生年月日}, 1, ‘M’)

NOW 現在日時を返す NOW()
引数 : なし
・現在の日付を’YYYY/MM/DD’で取得
TEXT(NOW(), ’YYYY/MM/DD’)
結果 : ‘1999/01/01’
DATEVALUE 文字列を日付に変換する

DATEVALUE(文字列の日付)

・入力された文字列の日付を日付にする
DATEVALUE({文字列の日付})

 

・対応するフォーマット
2006-1-2
2006-01-02
2006/1/2
2006/01/02
2006年1月2日
2006年01月02日
20060102

DATESTRING 西暦の日付を和暦に変換する

DATESTRING(西暦の日付)

※明治、大正、昭和、平成、令和に対応。

※年、月、日の桁が1桁の際は0埋めする。( 例 : ‘平成03年04月01日’)

・生年月日を和暦にする
DATESTRING({プロフィール>生年月日})
結果 : ‘平成00年00月00日’

 

・日付を和暦にする
DATESTRING(DATEVALUE(’2001/3/3’))
結果 : ’平成13年03月03日'

ISBLANK 指定した項目が空値かどうかを判定する ISBLANK(判定したい項目)

・項目が入力されていればA, 未入力であればBを返す
ISBLANK({項目}) ? 'A' : 'B’

IFBLANK 指定した項目が空値でなければ項目の値を、空値であれば指定した値を返す IFBLANK(判定したい項目, 項目が空の場合の値) IFBLANK({プロフィール>自己紹介}, '自己紹介が入力されていません')
結果:
【自己紹介が入力済みの場合】自己紹介の内容が表示される
【自己紹介が未入力の場合】”自己紹介が入力されていません”
SWITCH 指定した値が一致する値の結果を返す SWITCH(検索値, 値1, 結果1, 値2, 結果2, ..., 値N, 結果N, 既定の結果)

SWITCH({項目A},'A',1,'B',2, 3)
結果:1

 

IFS 1つ以上の条件を先頭から順にチェックし、一番最初に条件が真である結果を返す IFS(条件1, 結果1, 条件2, 結果2, ..., 条件N, 結果N, 規定の結果)

・{資格}プルダウン項目に’B’が入力されている場合
IFS('A' in {資格}, 5, 'B' in {資格}, 3, 0)
結果:3

LIST 個別追加・定期更新項目グループ内の指定した項目の全ての値のリストを返す LIST(集計する項目)
- 集計する項目 : 個別追加・定期更新項目グループ内にある集計したい項目
 
LISTIF 個別追加・定期更新項目グループ内の指定した項目の指定条件に一致する値のリストを返す

LISTIF(条件を見る項目, 演算子, 条件値, 集計する項目)
- 条件を見る項目 : 個別追加・定期更新項目グループ内にある条件判定したい項目
- 演算子 : 条件判定する際の演算子

・SUM, MIN, MAX, AVERAGE等他の計算式と組み合わせて使う

・個別追加・定期更新項目グループ内に{残業時間}, {残業代}があるとして、
残業時間が45時間以上のときの合計残業代を求めたい場合
SUM(LISTIF({残業時間}, ‘>=’, 45, {残業代}))

 

 

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