ダッシュボード/データセット機能
データセット作成機能とは
データセット作成機能とは、社員名簿上の項目を選択し、グラフを作成できる機能です。
グラフを作成するために必要なデータを一つに集めたものを「データセット」と呼びます。
なお、履歴データとして過去時点のグラフや時系列グラフに利用できるのは、2020年1月以降からのデータ且つHRBrainをご利用し始めた時からのデータになります。
目次
・データセットを管理できる権限
・設定方法
・データセットを作成する
・データセットで扱える項目/扱えない項目
・データ詳細画面の使い方
・グラフを作成する
・データの同期について
・データの出力(エクスポート)について
・ユースケース
データセットを管理できる権限
データセットを編集・管理するには[ダッシュボード]>[権限管理]>[ダッシュボード管理者権限]の権限が必要です。
①ダッシュボード機能の管理者権限
ダッシュボード機能の管理者権限を持つメンバーは以下のことが可能です。
- ダッシュボードの閲覧
- データセットの作成・編集・削除
- グラフの作成・編集・削除
- 管理者権限の編集
管理者権限の付与方法は以下の通りです。
①[権限管理] > ②権限を付与したいメンバーの[管理者]欄にチェックを入れる > ③[保存] をクリック
※選択できるメンバーは、[社員名簿]の[ロール設定]にて閲覧権限があるメンバーのみです。
※[ロール設定]で閲覧権限がないユーザが管理者に含まれる場合、「権限範囲のメンバーではないため、閲覧できません。」と表示されます。
※自身の管理者権限を削除することはできません。
設定方法
データセットを作成する
データセットでは、社員名簿で管理している項目を選択し、グラフを作成する上での情報のまとまりを設定・管理できます。
データセット作成の手順は以下の通りです。
①[データセット] > [新規作成]をクリック
②[データセット名]を入力し、[作成]をクリック
③[データセット編集]をクリックする
④データセットに含める項目を選択する
💡ポイント
・検索ボックスから、利用可能な項目を検索して選択することが可能です
・選択できる項目の上限はありません
・2024年3月21日以降、以下の項目は、集計の対象外となりました
・氏
・名
・氏(ローマ字)
・名(ローマ字)
・氏(カナ)
・名(カナ)
・従業員番号
・メールアドレス
・対象外になる以前に上記項目をデータセットで利用している場合には、
以下画像のエラーが表示されます
⑤データセットに含める項目から取得するデータの対象範囲を指定したい場合は[絞り込み]にて範囲を絞り込む。
1. [絞り込み] をクリック
2. [追加] をクリック
3. 絞り込み条件を指定する
4. [保存]をクリック
⑥[保存]をクリックする
データセットで扱える項目/扱えない項目
下記をご確認ください。
扱える項目 | 扱えない項目 | |
中項目 | ・一般項目 ・個別追加項目 |
・定期更新項目 |
小項目 | ・単文項目 ・数値項目 ・計算式項目(結果が文字列か数値のみ) ・プルダウン項目 |
・文章項目 ・ファイル添付項目 ・画像項目 ・日付項目 ・期間項目 ・URL項目 |
👉注意点
・絞り込み後の項目プレビュー画面での内容は、ランダムに最大20件まで表示されます
・データセット作成数の上限は最大1000件まで作成できます
・1つのデータセット内に作成できるグラフの数は最大100個まで作成できます
・[在籍状況]>[退職済み]に設定されているメンバーもデータに含まれます
除外したい場合は、絞り込みから[在籍状況]>退職済みを[含まない]選択にしてください
▷退職済みメンバーを除いた表示
データ詳細画面の使い方
データ詳細画面では、データセットの編集・削除、グラフの作成などを行うことができます。
- データセットの編集
[データセット編集]をクリックすると、データセットの編集画面に遷移します。
- データセット名の変更
[・・・] > [データセット名の変更]にて、データセット名を変更できます。
- データセットの削除
[・・・] > [データセットを削除]にて、データセットを削除できます。
- グラフ作成
グラフの新規作成画面に遷移します。
- グラフ編集
グラフの編集画面に遷移します。 - グラフを削除
[・・・]よりグラフを削除できます
- CSVをダウンロードする
グラフの内容をcsvでダウンロードできます
グラフを作成する
①グラフに利用するデータセットをクリックします。
②[グラフ]作成をクリックします。
③グラフ名を記入し、作成をクリックします。
チャート名
上記で設定した[グラフ名]が入ります。グラフ名を修正する場合はクリックして修正します。
以下からは表示形式によって選択する設定が変わります。
表示方法を選択
表示させたいグラフの形式を以下より選択します。
①[通常]
- 数値表示
- 円グラフ
- 棒グラフ(縦)
- 棒グラフ(横)
②[時系列]
- 折れ線グラフ
- 一覧表示式
- 積み上げグラフ(縦)
- 積み上げグラフ(横)
集計の対象日時
[表示方法を選択]>[通常]のグラフを選択した場合のみ表示されます。
こちらでは、データを集計するタイミングを選択します。
例えば、最新のグラフを作成したい場合は、[最新の日付]を、
特定の過去時点のグラフを作成したい場合は[日付を指定]を選択してください。
💡ポイント
・[最新の日付]をご利用される場合のイメージとしては、
【組織の平均年齢など常に最新のデータを確認したい】ときです
・[日付を指定]ご利用される場合のイメージとしては、
【過去時点と現時点での集計値の差分が確認したい】ときや、
【特定の過去時点の集計データを確認したい】ときが挙げられます
集計の対象期間
[表示方法を選択]>[時系列]のグラフを選択した場合のみ表示されます。
こちらでは、データを集計する対象期間を選択します。
- 開始年月:グラフとして表示する開始年月を指定します
- 終了年月
[現在まで]:グラフを閲覧している日付を終了年月として指定します
[年月を指定]:グラフとして表示する終了年月を指定します - 表示間隔:[1ヶ月ごと]、[3ヶ月ごと]、[半年ごと]、[1年ごと]から選択して指定します
- 期準日:表示させたい月の日付を[初めの日]、[任意の日付]、[最後の日]から選択して指定します
💡ポイント
・時系列グラフをご利用される場合のイメージとしては、
【部署ごとの等級や男女別、年代別の推移】などが挙げられます
👉注意点
・折れ線グラフの線を繋ぐ点について、1つの時点で表示される点は最大で12個です
年度表示
[年度表示]を[ON]にすることで、時系列グラフにおいて、Q・半期・年度の表示を追加することが可能です。
表示間隔が1ヶ月の場合:Q表示
表示間隔が3ヶ月の場合:半期表示
表示間隔が半年の場合:年度表示
表示間隔が1年の場合:年度表示
例)一覧表形式で、表示間隔が1年の場合:年度表示
[共通設定]にて、自社の年度がいつ開始になるかを設定可能です。
こちらを設定すると各社に適したQ・半期・年度の表示が可能です。
①[共通設定]をクリックする
②自社の年度の開始月を選択肢、[保存]をクリックする
💡ポイント
・年度の開始月はデフォルトで4月が選択されています
グループ化
作成したいグラフに合わせて、[グループ化]する項目を選択します。
💡ポイント
・例えば、雇用形態別に見たい場合は[雇用形態]を選択するなど、作成したいまとまりを選択します
👉注意点
各グラフで表示できないグループ化、集計をおこなっているとグラフは作成されません
なお、円グラフに表示できる項目は150項目です
150項目を超えてしまう場合は、「表示できません」と表示されます
階層の選択
データとして表示する階層を選択します。
👉注意点
・階層をもつ[主部署]、[就業場所]にのみ必要な設定になります
階層によって表示されるデータの参考例は以下になります。
・1階層:1階層目に存在する部署の単位で集計。
1階層目に営業部、開発部、人事部が存在する場合、
それ以下の階層の各集計は親階層にまとまりグラフが表示される。
・2階層:1階層目と2階層目に存在する部署で集計。
1階層目に営業部、2階層目に営業1課が存在する場合に営業部、営業1課の単位で集計。
営業部は1階層目に所属するメンバーが集計され、営業1課には2階層目以下の
階層の集計がまとまりグラフに表示される。
人事部には1階層しかなかった場合、人事部という単位でグラフが表示される。
・3階層目以降も同様のルールで集計されます。
集計方法の選択
グループ化した項目の集計方法を以下より選択します。
- 件数:該当の項目を持つメンバーの数
- 平均:該当の項目を持つメンバーに登録されている値を合計して、人数で割った平均値
- 合計:該当の項目を持つメンバーに登録されている値を合計
グループ化、階層、集計方法、グラフの選択後に[保存]をクリックします。
以上でグラフの設定は完了です。
グラフの設定後はグラフ一覧にグラフが表示されます。
削除済みユーザーを含んで表示させる
集計対象に削除済みユーザーを含むか含まないかを選択できます。
削除済みユーザーを含んだグラフを作成したい場合は、[削除済みユーザーを含む]にチェックを入れます。
目標値設定
[目標値]を[ON]にし値を設定することで、グラフに目標値を表示することができます。
対象のグラフ形式は以下の通りです。
①[通常]
- 棒グラフ(縦)
- 棒グラフ(横)
②[時系列]
- 折れ線グラフ
- 積み上げグラフ(縦)
- 積み上げグラフ(横)
- 一覧表示式
例)棒グラフ(縦)の場合
例)一覧表示式の場合
👉注意点
・数値表示、円グラフ形式は、目標値設定の対象外です。
・目標値欄は小数点の入力が可能です。
データの同期について
[ダッシュボード]>[データ同期]にて作成したグラフのデータ同期が一括で可能です。
最後に同期が行われた日時はデータ詳細内に記載がされますのでそちらをご確認ください。
-
[ダッシュボード]>[データ同期]をクリック
-
過去も含めた全ての履歴データを同期する場合は[履歴データを含めて同期]をクリック
👉注意点
・社員名簿側で履歴変更を行い、ダッシュボード側で「履歴データを含めない」データ同期
を行った場合 、最新の日付のグラフでは変更が適用されたグラフが表示されますが、
過去時点のグラフでは変更が適用される前のグラフが表示されたままになります
過去分も含めてグラフを最新の状態にしたい場合は、
[履歴データを含めて同期]をクリックしてください -
[同期を実行]をクリック
👉注意点
・日次で自動同期されます
・手動同期も可能です
データの出力(エクスポート)について
作成したグラフのデータをcsvで出力することができます。
ユースケース
基本的な従業員数の推移や、男女比率、平均年齢など、HRBrain上のデータをそのまま可視化できることで、下記が可能になりました!
・日頃の経営会議で利用するレポート作成や閲覧
・部署ごとの共通スキル保有数や評価推移*1、育成に必要な情報集計
・人的資本開示における、企業ごとにおけるKPI指標*2の時系列での観測
👉注意点
*1:社員名簿の個別追加項目でデータを構築していただいている場合に限ります
*2:対応できる項目は一部です
データセットの活用例等については以下のページをご覧ください。