社員名簿/同じ部署に所属する上司の情報を閲覧出来ないようにしたい

2023-05-02 05:11:06 UTC

概要

同じ部署に上司が所属しており(例:課長と副課長が所属)、上司の情報を部下に閲覧させたくない場合の設定例を事例を用いて説明します。

 

事例

・人事部 > 人事課に課長のAさんと副課長のBさんが所属している。
・AさんもBさんも人事課のメンバーの情報は閲覧出来るようにしたい。
・しかしBさんにはAさんの情報を閲覧させたくない。

 

  設定したい内容
  所属部署 役職 所属部署の閲覧 Aさん/Bさんの閲覧
Aさん 人事部 > 人事課 課長
Bさん 人事部 > 人事課 副課長

 

 

前提として、ロール設定の除外設定で個人を指定して除外することは出来ません。

そのため、下記手順で設定するとBさんにAさんの情報を閲覧しないように設定出来ます。(2つの方法があります)

 

方法①:部署を追加する

①人事課の上の階層に課長・副課長用の部署を作成する

例)人事部 > 人事課長・副課長部 > 人事課

部署情報の変更方法については下記ヘルプページをご参照ください。

▷ヘルプページ:社員名簿/部署情報のCSV一括アップロード方法 > ④親部署を追加したい

②課長と副課長の主部署(もしくは副部署)を[課長・副課長用の部署]に設定する。

▷ヘルプページ:社員名簿/一般項目・メンバー登録の作成/削除方法

③課長用と副課長用のロールをそれぞれ作成し、下記のように設定します。

 

  メンバー割当 範囲設定
課長用ロール Aさん ⑤所属部署と配下部署のメンバー
副課長用ロール Bさん ④配下部署のメンバー

 

__________2023-01-16_17.19.09.png

▷ヘルプページ:社員名簿/ロール設定について

 

上記設定を行うことで、Aさんは所属部署のメンバーであるBさんの情報を閲覧することが出来ますが、Bさんは所属部署のメンバーは閲覧できないので、BさんはAさんの情報を閲覧することが出来なくなります。

また、Aさん、Bさんともに配下部署である「人事課」のメンバーの情報を閲覧することが出来ます。

 

👉注意点
①で作成した部署を組織図上で非表示にすることは出来ません。

 

方法②:[組織情報 > 在籍状況]に任意の選択肢を作成し除外設定する

①[運用管理] > [組織情報] > [編集] より、[在籍状況]の[追加]をクリックし、「課長除外設定用」の選択肢を追加し、[保存]をクリック

__________2023-05-01_12.00.46.png

▷ヘルプページ:社員名簿/組織情報の登録・編集方法

②Aさんの[在籍状況]を「課長除外用」で登録する

③課長用と副課長用のロールをそれぞれ作成し、下記のように設定します。

 

  メンバー割当 範囲設定 除外設定
課長用ロール Aさん ⑤所属部署と配下部署のメンバーなど なし
副課長用ロール Bさん 同上 在籍状況 > 「課長除外用」

▷ヘルプページ:社員名簿/ロール設定について > 2.範囲設定 > 除外設定

 

上記設定を行うことで、Aさんは所属部署のメンバーであるBさんの情報を閲覧することが出来ますが、Bさんは除外設定で登録している[在籍状況 >「課長除外用」]に登録されているAさんの情報を閲覧することが出来なくなります。

また、BさんはAさん以外の「人事課」のメンバーの情報を閲覧することが出来ます。

 

👉注意点
同一メンバーに複数のロールが割り当てられた場合、
範囲指定の範囲が広い方、項目設定の権限の強い方が優先されます。(なし<閲覧<編集 の順)

例)下記2つのロールが割当られている場合、退職済みメンバーの[氏][名]を閲覧することが出来る。
・組織図共有用ロール(全メンバー用ロール)
範囲設定:①全メンバー(除外設定:在籍状況 > [退職済み])
項目設定:[氏][名]を閲覧

・管理者用ロール
範囲設定:①全メンバー
項目設定:[氏][名]を閲覧

 

 

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